六十の手習い―台北日記 (第1回)―
2008年08月27日(水)
text by ジャルパック元社長 : 梶 明彦

▲淡河大学台北校舎:市内の中心に近いが、周辺は静かな環境。隣はモルモン教の立派な教会
「六十の」と題したが、この題そのものに既にサバが読まれている。私の実際の年齢は63歳と5か月。6月末にジャルパックの社長を引退した。
多くの団塊世代と同じく、私も人生の99%を会社に捧げてきたと言って過言ではない。引退後は、少し自分のために時間を使いたい、我々の世代が等しく持つ夢である。
何をしようか? 結構考えた。
結論:中国語に挑戦しよう!

▲校舎正面で。:本人は学生らしくと思いリュックなどしょっているが、周囲の学生からは完全に浮いている
・なぜ、台北、なぜ、中国語?
正直言うと、理由など何でもいいのだ。
何かに挑戦する。多分、この気持ちが定年後の生活に新たなるリズムをもたらしてくれるに違いない。
しかし、敢えて理由をつければ、次のようになるだろう。
私は仕事柄、中国にもたびたび出張した。会議などで挨拶するときは、中国語の原稿を用意し、なるべく中国語でやるようにした。しかし、自分で理解できる中国語は,「ニーハオ」と「シェイシェイ」にすぎない。なんとかならないものか?片言でも良い、中国語でゆっくりと中国の一人旅をし、更に深く中国の文化、歴史に触れてみたい。
さらに言えば、漢詩を、読み下しではなく、中国語で読んでみたい。勿論、日本語でも漢詩鑑賞は十分に可能である。しかし、中国語で、きちんと韻を踏んで読んだら格好いいではないか!格好よさの追及、これを忘れると、老けこんでしまうに違いない。
台北は、中国に引けを取らず、語学教育で有名である。ファシリティーも整っている。台北で中国語の入門教育を受けた人は多い。人々も大変親切だ。食事のレパートリーも広く、味もうまい。どうせ、休暇に毛が生えたような留学なのだから、今まであまりなじみのなかった台北滞在も楽しもう。

▲廊下の壁にかかっている額縁:今はチンプンカンプン。3ヶ月後には、これを中国語で読めるようになっていたいものだ
・入学手続き等
これは意外と簡単である。
ウェブで見ると、いろいろな大学の語学研修の案内が出ている。料金的にも手ごろである。手続きはほとんど書類の郵送で可能だ。安ずるより産むがやすし。(私の場合は、台北に知り合いも多かったので、その方たちのお世話になった。)
住む場所には多少苦労する。今更、学生寮に滞在するのは無理だろう。第一、周囲の学生に迷惑だ。突然、63歳のおじ(い)さんが隣に来たら、どんな学生でも戸惑う。
私は、ビジネスホテルに泊まることにした。勿論多少は贅沢。しかし、40年間のサラリーマン生活へのご褒美だ。少し背伸びをした。

▲教室:209号室でこれから3ヵ月間お世話になる。少人数用のアットホームな空間だ
・台北到着
大きなスーツケース一つにすべてを詰め込んで、7月30日午後2時、台北、桃園国際空港に到着。
ちょうど43年前、一年間のカナダ留学のため、スーツケース二つで、香港の貨物船から、シアトル近郊のポートエンジェルス港に降り立ったのを思い出す。しかし、あの時とは年齢も違う。どうなることか。
この日記は、私の「珍・台北留学記」である。リアルタイムで書き進んでいくので、何が起こるか分からない。興味のある方はしばらくお付き合いください。
世界一の観覧車が完成~シンガポール~
2008年08月20日(水)
text by シンガポール支店
現代の都市国家!?として有名なシンガポール。タックスフリーで買い物天国な上に治安も良く、また本場の中華料理が楽しめる場所としても知られています。アジアの金融センターとしての側面も持つ一方で、街全体が手入れの行き届いた公園のように綺麗で、高度な都市機能と自然との調和が美しい国です。
そんなシンガポールにこのほど、ロンドンにある観覧車を抜いて世界一の規模を誇る観覧車が完成しました。その名も「シンガポール・フライヤー」。輪の部分の直径は150m、最高点は何と165m。ビルに換算すると42階建ての高さになります。因みにこの観覧車の総合コンセプトを創ったのは、かの黒川紀章氏。天気のいい日には遠くマレーシアやインドネシアまで見渡せるという観覧車。プレ・オープンのバレンタイン・デーには招待されたカップルでとても賑わいました。マーライオンと並んでこの国のシンボルとして自国民、観光客を問わず、広く親しまれています。
【いちおしの現地のお土産】スターバックスの中国ご当地マグカップ
2008年08月13日(水)
text by 北京支店


スターバックスには世界中にご当地マグカップやタンブラーがあります。
都市の風景や名物とかがデザインされていてお土産にも最適なのですが、中国にもたくさんあります。
デザインは、北京では万里の長城、上海では浦東のテレビ塔と高層ビル群、成都ではパンダなどなど、集めがいがあります。
スターバックスは、1999年に中国第1号店を出店して以来、北京や上海などを中心に中国全土に200店舗以上を展開しているそうで、今や大都市に行けばたいていスタバを見かけるまでになってきました。中国語では「星巴克」と書きます。北京の紫禁城の中にもスタバがあって、広い敷地内の観光の途中でひと息入れるのにちょうど良かったのですが、昨年夏にテレビのキャスターが、中国の国の象徴に米チェーン店が存在し、中国文化を踏みにじっていると批判したことをきっかけに、ついには閉店に追い込まれてしまったのは記憶に新しい話です。
批判を受けるということは、それだけスタバも中国国内でメジャーになったという証なのでしょうが・・。
祝・赤毛のアン100周年!~シャーロットタウン(カナダ)~
2008年08月06日(水)
text by ロサンゼルス支店

日本一有名なカナダ人。それはアン・シャーリーではないでしょうか。そう、作家モンゴメリーの代表作『赤毛のアン』の主人公です。今年はこの初版本が刊行されて丁度100年。1世紀の時代の波をかぶっても、アンは瑞々しく読者、特に日本の無垢な少女たちの心の中に生き続けています。名訳とよばれる村岡花子氏の手による翻訳本は、今でも売れ続けています。
そんなモンゴメリーのそしてアンの故郷、プリンス・エドワード島ではこの夏、100年を祝って色々なイベントが計画されています。グリーンゲイブルズハウス、恋人の小径とお化けの森、モンゴメリーのお墓、グリーンゲイブルズ郵便局、キャンベンディッシュ教会、モンゴメリーの生家、フレンチリバー、グリーンゲイブルズ博物館など、作品の舞台となった場所が、本を読み思い描いていた姿そのままで、現実に目の前に現れます。
11歳で孤児院から引き取られ、この地で過ごした5年間。それは多感な少女の成長の記録であり、それを支えた周囲の人たちの優しい愛情と思いやり、そしてこの島の美しく、ときには厳しい自然が作品に深みを与えています。そのアンの世界にこの夏、触れてみませんか?
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