「ホワイトアスパラガスのお話」
2007年01月29日(月)
text by 松村 直子
一足早く、春のお話しです・・・。
日本人が春になると「旬の筍を食べなくっちゃ。」と思うように、ヨーロッパ(特にアルプスから北)の人々は、「ホワイトアスパラガスを食べなくっちゃ。」と思います。
産地としては、オランダ・ベルギー・フランス(特にアルザス地方)ドイツ・スペイン・イタリア(ベネト地方限定)が知られています。国によってソースも色々特色がありますが、今年は初めてイタリアのベネチアのレストランで食べる機会がありました。他のイタリアの都市ではグリーンアスパラしか見ませんが、唯一ベネチアの近郊でホワイトアスパラガスが取れます。
畝状に盛り土をした畑の土の中で太陽の光を浴びずに育てられたホワイトアスパラガスは、4 月下旬から5月中旬にかけて約1ヶ月の間だけ収穫する事が出来ます。しっかりと表皮をむいてたっぷりのお湯で塩茹でされた熱々のホワイトアスパラガスは、ほんのりとした甘味と適度な歯ごたえが特徴です。筍と同じく春の一瞬しか楽しむ事の出来ないごちそうとあって、1キロ8ユーロ(1500円位)と高価でも、市場では皆真剣に太くてみずみずしい地物を選んで購入していました。
レストランではこのホワイトアスパラガスにパルメザンチーズをたっぷりと振りかけていただくのですが、これが「シンプル イズ ナンバーワン!」他のどの国で食べたものよりも美味しかったです。さすがイタリア料理、一番美味しい食べ方を知っているなと感心しました。今年はヨーロッパの冬が長く、春の訪れが遅かったようです。ホワイトアスパラガスの収穫もいつもより遅く、5月下旬まで楽しめそうです。
この時期にしか味わう事の出来ないホワイトアスパラガスをぜひ機会があればお試しください。付け合せのお野菜でなく、メインディッシュとして召し上がれます。
「映画の名場面に出会える旅」
2007年01月22日(月)
text by 市瀬 民子
海外旅行をしていると、ここはどこかで見たことのある場所では、そうそうあの映画のあのワンシー ンというところが、あちらこちらにあるはずです。
誰もがまず思い出すのが、ローマの休日の舞台となった永遠の都ローマでは?
50年以上も昔のモノクロ映画にもかかわらず、いまだにローマの街の魅力があますことなく伝わってくる不朽の名作です。 ドレビの泉、スペイン階段、コロッセオ、サンタンジェロ城等々ローマの観光名所を背景に、アン皇女と新聞記者ブッラッドリーとの束の間の恋物語です。真実の口は、いまだに記念写真スポットとして行列のたえない場所です。
ローマへ行かれる方は、必見の映画としてお勧めの作品です。これを見ていかれれば気分はオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックです。
次によく知られている名作に、サウンドオブ・ミュージックもあげられます。オーストリアのザルツブルグが舞台となり美しい町並と自然をバックにながれるジュリー・アンドリュースの歌の数々が印象的な作品です。今でも映画のロケに使われた場所をまわるツアーがあるほどです。
数年前の映画になりますが、ジョージ・クルーニーのオーシャンズ11が忘れられません。ラスベガスの豪華ホテル ベラッジオが舞台となっています。実際にベラッジオホテルに泊まり、ラストシーンを飾る噴水ショーを見たときは映画の場面が目の前に浮かんできて感激しました。
お気に入りの映画の舞台となった場所を訪ねてみる、あるいは帰ってきてから行った街がでてくる作品を見てみるのも、旅の思い出がよりいっそう深いものとなるのではないでしょうか?
「美しきパリ/セーヌ川」
2007年01月15日(月)
text by 桜井 昌一
世界で最も美しい都市、憧れの街。秋から冬にかけてその輝き、華やかさはより際立ち、人々を魅了し尽します。語り尽くせないほどのパリの魅力。
今回のお薦めは「セーヌを楽しむ」。
まず河岸の散策:「世界遺産」にもなっているセーヌ河岸。川に沿ってプロムナードがつくられている部分も多く、美しい風景の中をゆっくりと歩を進める。
セーヌと一体化して、セーヌを最も身近に感じられる至福の時間。
次は橋巡り:33あるセーヌに架かる名橋はそれぞれの歴史と共に生きてきたわけですが、そのひとつひとつの橋から眺めるセーヌと河岸の景色のどれもが個性的な美しさを持っていて、うっとりとしてしまう。あまりにも見事すぎて、時を忘れその場にたちすくんでしまう。それほどに美しい。今そこにいられることの幸せを実感!!!
そしてもうひとつ、セーヌを船で:そう、自らがセーヌそのものとなりゆったりと流れていく。パリはセーヌによってつくられた都であること、セーヌの存在感を最も強く感じることができる時間。
「とっておきの時間・セーヌを楽しむ」。
時間があまりとれなかったりして・・・でも是非!!という場合のお薦めコース。
ハイライト中のハイライト、サン・ルイ島~シテ島あたりからスタートしてみては
いかがでしょうか。あとはお気に召すまま。そう、セーヌに接岸している“ボート・カフェ”で一息いれるのもいいですね。船の場合はできたら「バトビュス・BATOBUS」。乗り放題、乗り降り自由(ちなみに11ユーロ。区間チケットもありますが、こちらは3.5ユーロ)、セーヌ河岸にある数多くのスポットに船で・・・なんてとってもお洒落ですよね。やはり時間が・・・という場合は、遊覧船(いくつかありますが、船のサイズが大きいこと、頻繁に運航されていることなどでアルマ橋袂から発着しているバトー・ムシューがよいのでは)で1時間少々のクルーズを。
パリがその最高の輝きを魅せてくれるこのシーズン、シックなセーヌを是非心ゆくまでお楽しみください。きっといくつもの忘れ得ぬシーンに出逢えることでしょう。
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