旅のエキスパート!ツアーコンダクターの「なるほど!海外旅行ノート」 - ジャルパックの厳選されたツアーコンダクター「スーパーTC」ここではスーパーTC達による、旅に関するよもやま話や添乗日記など、楽しい旅の話題をご提供します。

「日本と中国の漢字」

2007年06月29日(金)

text by 洞 恵

漢字はその文字が表すように漢の時代に確立され、日本に4~5世紀頃、日本に伝来したそうです。日本人は漢字から、ひらがな、カタカナを作り出し、訓読みを使って、日本語らしい表現ができるようになりました。

中国に行くと、他の国と違って、車窓から外を眺めているだけで、楽しいから、渋滞が気にならないとおっしゃる方がいらっしゃいます。お店の看板を見て、何のお店かわかることが多いからです。
中国は今、簡体字と言う発音を基準に字を簡略化したので、日本人にとっては?と言うこともありますが、前後の漢字から、推測できることも少なくありません。昔、漢字を使っていた、ベトナムと韓国は漢字を使わなくなり、今は日本と中国だけが漢字を使う国です。

明治維新によって、日本は唯一アジアで西欧的近代化に、成功しました。
アヘン戦争後、近代化の必要性を知った中国から、かつて遣隋使、遣唐使を送っていた日本にこんどは多くの留学生がやってきました。魯迅、周恩来、郭抹若など、中国で現代中国を代表する文化人、政治家もその中にはいました。国父と呼ばれ、尊敬されている孫文も日本に亡命して、宋慶齢夫人と新婚時代を過ごしました。映画「宋家の三姉妹」をご覧になった方も多いことでしょう。孫文は亡命生活で多くの名を使っていましたが、その一つ「孫中山」は中山というお世話になった日本人の名から付けたと言われています。

日本は近代化を推し進めるために、ヨーロッパの思想や制度を大急ぎで、取り入れるため翻訳が急務となりました。
社会、思想、革命、自由など、社会科学に関する言葉の多くは日本人が漢語に翻訳して使っていたものを、中国留学生が中国に持ち帰ったものがほとんどです。日本人が翻訳した本を、中国語に翻訳した本も少なくありません。漢字で書かれていると、すべて中国から来たものかと思うかもしれませんが、日本から伝えたものもあると思うと、街の看板を見るのがまた、楽しくなると思います。

私は、奈良の「正倉院展」に行くのを楽しみにしていますが、去年、大銅鏡を見たとき、鏡のすばらしさよりも、日本で作られた木製で絹布を張った、美しい鏡の箱に強く打たれました。当時の日本人が、どんなに中国から頂いた大銅鏡を、大事にしていたかその朱の色が目に沁みました。北京で、中国美術史を学んでいた時、中国の教授が「日本人は中国が捨ててしまったものや無くしたものを大切にしている。」と言われました。宋の時代に中国から伝わった、お抹茶や仏教と共に伝来した生花は今の中国にはありません。宋代の絵画の中に描かれている茶せんを見て、用途がわかったのは日本人留学生だけでした。日本人が好む淡い色は宋の時代の色彩感覚に非常に近く、日本にある宋代の絵画は中国よりも多く、青磁、白磁、天目茶碗は日本人は日本的なものと思い込むほど、日本の美感覚になっています。現代の日本人は、元、明、清と王朝の交代と共に変化した中国人より、文化的には宋人の末裔と言えるかもしれないと、言った先生の言葉を時々思い出します。

中国の旅で日本の文化を再認識して、日本で中国には今はない唐代の木造建築(奈良、京都)や宋の牧渓の絵を見ることが出来て、とても幸せだと思っています。


 

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アイル 個性ある旅 紺碧のアドリア海へスロベニア・クロアチア紀行9日間

2007年06月22日(金)

text by 野渕 直美

1週間前までは暖かい日が続いていたのに、急に冬へ逆戻りしてしまい、アドリア海沿岸以外では最高気温12度程で結構寒い思いをいたしました。このコースは歴史を掘り下げていく都市観光と自然を満喫するスケジュールがバランスよく組み込まれており、多くのお客様にご満足いただけるツアーであると確信しております。



ドブロブニク


スロベニアとクロアチアはバルカン半島に位置し、旧ユーゴスラビアを構成していた国です。ユーゴスラビアとは「南スラブの国」を意味し、2つの文字を持ち、3つの宗教が存在し、4つの言語を話し、5つの民族が同居し、6つの共和国から成り,7つの隣国と国境を接すると言われていました。
スラブ人が歴史に顔をのぞかせるのは比較的遅く、紀元前後です。その一部が6世紀にバルカン半島に進出し、南スラブ族を形成しました。スラブ族はごく一部を除けば、ルネッサンスにも宗教改革にも参画しなかったし、大航海時代などの世界史上の大事件ともほとんど無縁でありましたが、20世紀に入ってから世界を揺り動かすようになりました。「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、第一次世界大戦勃発からユーゴスラビア内戦までの経緯は皆様ご承知の内容と存じます。

プリトヴィッツェ

▲プリトヴィッツェ

プリトヴィッツェ

▲プリトヴィッツェ

ドブロブニク

▲ドブロブニク

ドブロブニク

▲ドブロブニク


各都市の歴史はギリシャ、ローマ帝国、スラブ族、ビザンチィン帝国、ハンガリー、ヴェネチア、オスマン・トルコ、オーストリア、ユーゴスラビアと目まぐるしく変わり複雑極まりないのですが、自然が気持ちを癒してくれます。カルスト地形の「カルスト」は、スロベニアのクラス地方の名に由来していることをご存知ですか?

クラス地方はイストラ半島北部の典型的な石灰岩の容食地形が発達した所。クラスとは、スロベニア語で「水のない荒廃地」を意味し、ドイツ語のカルストと言う言葉で使われるようになりました。スロベニアは国土の半分近くが石灰岩でできており、現在6000以上の鍾乳洞が発見されています。その中で最高の人気を誇るのがポストイナ鍾乳洞で、全長27キロメートルでヨーロッパ最大、日本の最長鍾乳洞である岩手県安家洞の3倍以上の洞窟です。最初と最後に乗るトロッコが鍾乳石の間を抜けスリル満点、まるで遊園地の乗り物に乗っているようにたのしめます。

最後に類人魚をご覧いただけます。人間の肌と同じ色をしたイモリのような小動物です。プリトヴィツェ国立公園は自然が造りだした美しさであり、中国の九寨溝と比較されます。湖から溢れ出た水が下の湖へ流れ、それがまた下の湖へと注がれていく・・・木の遊歩道を合計2時間程歩きますが、気持ちが良いので全く苦痛を感じません。

そしていよいよアドリア海へ。長さ783キロメートル、透明度が非常に高く世界で最も清らかと言われる海です。そのアドリア海に面した要塞都市ドブロヴニクがこの旅のハイライトでしょう。クロアチアの海岸線はヨーロッパで最も入り組んでおり、1000以上の島々と岩礁があります。中世の東地中海貿易の中心はヴェネチアで、ヴェネチアを目指す船、ヴェネチアから出発して東地中海の港町を目指す船、さらには、エルサレムへの巡礼船や十字軍の船などは、アドリア海では対岸のイタリア側ではなくクロアチア側を航海しました。
その理由は、イタリア側の海岸線は真っ直ぐであるのに対しクロアチア側は複雑な海岸線と入り江に恵まれているため、船を強風から守り、海賊から身を守る場所を与えました。クロアチア側を流れる海流も航海に適していたし海岸に並行してバルカン半島を貫くディナル・アルプスの山々もまた、船の目印になったのです。東から来てヴェネチアを目指す船にとっては最初に出会うカトリック圏、西ヨーロッパ圏の都市であり、ヴェネチアを出て遠方へ旅立つ際はドブロクニクで食糧や水を補給し、船のこぎ手を総入れ替えもしました。

このようなことからもドブロブニクは大変重要な存在でありました。「アドリア海の真珠」と称され、作家バーナード・ショーに「ドブロブニクを見ずして天国を語るなかれ」と賛美されたほどです。
今ヨーロッパで最もホットなデスティネーション、旧ユーゴスラビアへ参りましょう。


 

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ビールがおいしい季節になりました!

2007年06月15日(金)

text by 山田 聖子

チェコのビールイメージ


日差しも強くなってきました。いよいよビールがおいしい季節です。
ビールと言えばミュンヘン・札幌・ミルウォーカーがおいしい産地として知られていますね。

では、生産量(2004年)はと言うと、1位は中国、2位はアメリカ合衆国、3位はドイツ、以下ブラジル、ロシア、メキシコ、日本、イギリス、スペイン、ポーランド、となるようです。
ちなみに“ハイネケン”を擁するオランダは12位、“本家バドワイザー”を擁するチェコは15位、“800種類とも言われるビール王国”ベルギーは17位となっています。ちょっと以外かもしれません。

次に、ビールの種類ですが、大きく2つに分ける事ができます。
ひとつはエールビール、もうひとつはラガービールというものです。
どちらも原料は主に大麦で、それを酵母を使って発行させるわけです。エールビールは常温で短時間で発酵をを行い、最後には酵母が浮かび上面で層を作るから上面発酵ビールと呼ばれ、それに対してラガービールは低温で長時間かけて発酵を行い、最後には酵母が下に沈むので下面発酵ビールと呼ばれるのだそうです。

日本で一般的に飲まれているのはラガービール、飲みなれたビールですし、喉越しすっきりという感じで間違いないおいしさですね。
ビール大国のドイツ、チェコ、ベルギー、イギリス等でも、現在の主流は同じくラガービールです。
でも折角のご旅行で訪れたならぜひお試し頂きたいビールがあります。
まずドイツならバイエルン地方のバイツェンビール、小麦を原料とする白濁したビールで苦味が少なく香りが良いように思います。
そしてチェコでは500年の歴史を持つビール醸造所ウ・フレクの黒ビールが絶品です。
さらにベルギーでは数え切れないほどの銘柄がある各地のビールと、6種類しかないトラピスト派の修道院で伝統を守って作られるトラピストビールを。
イギリスでは各地の“パブ”で地元の人達に混じって飲む色々な種類のエールビール、複雑な香り味わいのあるビールとでも言いましょうか?楽しくておいしいです。

今はどこの国でもビールは冷やして飲むのが一般的です。さあ!ご旅行の際には世界各地のおいしいビールをどうぞお試し下さい。



 

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「世界紀行 南米4ヵ国周遊(アルゼンチン・ウルグアイ・ブラジル・ペルー)」

2007年06月08日(金)

text by 佐山 美智子

イグアスの滝

▲イグアスの滝

マチュピチュ

▲マチュピチュ

クスコ街並み

▲クスコ街並み

リオデジャネイド

▲リオデジャネイロ


南米を訪ねる旅では3回目ということもあり、新しい発見と過去との比較という面からも興味深いものがありました。 16日間の長いツアーでしたが南米大陸の広大さとフライトの関係で妥当な日程でした。(高山病を避けるような日程となっています)


世界遺産
1、ウルグアイのコロニア・デル・アル
(ブエノスアイレスからフェリーで約1時間、ポルトガル・スペイン時代の家並みの残る旧市街)
2、イグアスの滝
(世界3大瀑布の一つ。アルゼンチン側とブラジル側)
3、リマ市内観光
(旧市街のアルマス広場周辺)他に天野博物館は必見。
4、クスコ市内観光
(アルマス広場・サント・ドミンゴ修道院・12角の石サクサイワマンなど)
5、マチュピチュ遺跡観光
6、ナスカの地上絵をセスナに乗って観光
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この中で圧巻はやはり人気投票第1位のマチュピチュとイグアスの滝ではないでしょうか。

*遺跡の入口まではアグアス・カリエンテス駅からバスで25分ほど。遺跡の見学にはガイドの案内で2時間30分は要する。 石段の登り降りもあるので歩きやすい靴や日差しが強いので帽子・日焼け止めは必須です。 上から見るだんだん畑と失われた都市・周囲の尖った山々・ウルバンバ川を望みインカ時代に思いを馳せるとき誰もが感動を覚えるでしょう。 (発掘は全部終わったわけではないようですがずいぶん整備されていました。)
 
*イグアスの滝は国立公園内のホテルに泊まるのがよいと思います。 Tropical Hotel Das Cataratasの展望台から滝の一部が見られる。
今年は雨が多かったようでアルゼンチン側もブラジル側も水量が多くすごい迫力でした。
また発電所の水を36時間毎に放流していてその水も夜イグアスの滝に届くのだそうです。
悪魔ののど笛のところでは雨合羽も必要なほど。ここでは、この時期800種はいるといわれる蝶の乱舞に出会いました。トラムに乗っていると突然黄色とオレンジの蝶の群れがまるで紙吹雪のように舞っていたり、紫系と青系の蝶の群れなど生物の中にも色のコンビネーションがあるのかと感心してしまいました。
中には手の甲にとまって離れない蝶もいます。(汗の塩分を吸っているのだとか)

遠すぎるからと敬遠されがちな南米の国々ですがリマもクスコも空港が新しくなり店舗も増えていました。これでフライトが増えてくれればよいのですが・・ タンゴ・サンバ・アンデス音楽などの外、 食事もペルーは海の幸が豊富ですし、アルゼンチンやブラジルは牛肉が名物です。 ブラジルの果物の種類の多さにはフルーツ大好きT/Cには何よりのご馳走でした。 しばらくは黄金のインカの夢の中で~す。    
                                  



 

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ユネスコ文化遺産『チェスキー・クルムロフ』

2007年06月01日(金)

text by 五十嵐 由紀


急に暖かくなったヨーロッパは、アイル個性ある旅『世界遺産の宝庫 ハンガリー・チェコ10日間』へ行ってまいりました。
中欧のコースでもハプスブルクのウイーンは、別の時にオーストリア全体のコースとして取っておいてという方々には当コースは、お勧めの中欧10日間です。小さな町、村を巡って世界遺産の絵のように美しい町『チェスキー・クルムロフ』に二連泊するのです。


1992年、世界遺産に登録されました。
チェコスロバキヤと呼ばれていた国が、1993年に分離独立して東の国土3分の1スロバキヤ共和国、西の国土3分の2をチェコ共和国となりました。面積は、北海道くらいで東部モラビア地方と西部のボヘミア地方と呼ばれています。『チェスキー・クルムロフ』は、その南ボヘミア地方の町で、曲がりくねったブルタバの渓谷にあります。この町ができたのは、1253年当時の領主ビートコフ家がブルタバ川をのぞむ崖の上にクルムロフ城の最古の部分を築き、ここで重要な交易路と交差するブルタバ川の浅瀬を守る役割を果たしていたそうです。日本の鎌倉時代の中頃のことです。





現在この『フラーデ(小さな城)と塔』の塔に登り360度に町を一望することが出来ます。入場40クローネ下の階段への入口窓口で支払います。160段の階段は、ちょうど良い運動になります。後の安土桃山時代に描かれたフレスコ画もこの町の美しさの特徴です。その後、支配する人が代わりながらもその美しさは受け継がれ16世紀に最盛期を迎え、ルネッサンス様式の建物やフレスコ画が加わりました。今残る町のいたるところの壁に見る事が出来ます『スグラフィート』というしっくいをひっかいたり彫ったりして装飾する特殊技巧は、この頃のボヘミア地方の流行だったそうです。
自由行動では、ゆっくり町の隅々まで散策なさってみてください。

ホテルは、確約されていませんですが、今回は『オールド・イン』でした。町の中心にある16世紀の市庁舎などが建ち並んでいるスヴォルノスティ広場に面しています。名前は「オールド」ですが、ここはシャワーのみのお部屋なのですが、近代的で明るいですしシャワーの出がよいのです。お風呂が必要な方は、少しのご辛抱で次のプラハで入れますね。
ホテルの隣りに中華レストランがありますので、安心ですが今回のお客さまはコース内に中華料理が入っておりましたし現地のチェコ料理や軽めにピッツァなどお楽しみになりました。
                


 

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