『ローマの散策・ディオクレティアヌス皇帝』
2008年11月28日(金)
text by 五十嵐 由紀
イタリアから帰りました。
昨年の8月に『ローマ散策・アウグストゥス皇帝』で、偉大なる初代ローマ皇帝の遺跡のひとつをご案内いたしました。今回、ローマでは終着駅テルミニ駅近くに滞在しましたのでディオクレティアヌス帝浴場を訪ねました。

▲浴場
現在ここは、ローマ国立博物館としてローマにある古代ギリシャ・古代ローマの彫刻、壁画、考古遺物などを展示しています。古代ローマの浴場跡にイタリア統一50周年を記念した1911年に開館した博物館です。元々有名なカラカラ浴場よりさらに規模が大きくて、3,000人(カラカラ浴場=212年から4年間かけてセウェルス朝のローマ皇帝の治世に造営され、長さ225m幅185m高さ約38m2,000以上の浴槽や今でいうジムがあったそうです。)のを収容することができた380mⅹ370mディオクレティアヌス皇帝の浴場があったところだそうです。

▲テルメの図
**ディオクレティアヌス皇帝**
(日本では古墳時代の初め頃)ローマ帝国は、広大な領土に多くの異民族を抱え込んでいてひとりの皇帝が統治するのは難しいと考えたディオクレティアヌス皇帝が、「ローマ帝国の4分割統治」二人の正帝と二人の副帝が担当領土を分かち合い、統治することを決めました。しかし、帝国の再建を図ろうとした4分割も皇帝の死後わずか15年後には、ローマ帝国が東西に分裂することになりました。

▲回廊
最近人気の観光名所『クロアチア』のアドリア海に面するスプリットに行かれましたら、今から約1,700年前にこのディオクレティアヌス皇帝が59歳で引退(ローマ皇帝では、初めて自らの意志で引退した皇帝だそうです)をして、故郷の地で晩年の約10年間を過ごしたという城壁で囲った宮殿の遺跡が見事に残っていますので必見です。

▲中庭と遺跡群
ディオクレティアヌス帝浴場跡は、16世紀にミケランジェロが浴場の遺構を生かしてここにサンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂を建設し、彼の構想に基づく回廊も亡くなった直後の1565年に建設されたそうです。
現在見学できる、いくつものローマ帝国の遺跡に立って当時の頃を想像することで、その偉大さと不思議な実感がしてきます。“タイムマシーン”があったら、ぜひ乗ってここローマ帝国を体験したいものですね。

▲モザイク
博物館の入場料金は、大人7.00ユーロで、20世紀末以降に主要な陳列品を移したという近接する『マッシモ宮殿』の入場を含み3日間有効です。
また、偉大なる場所をご案内いたしましょう。
ジャルパックの厳選されたツアーコンダクター「スーパーTC」達による、 旅に関するよもやま話や搭乗日記など、楽しい旅の話題をご提供します。
『秋のザルツカンマーグート』
2008年11月21日(金)
text by 五十嵐 由紀
名画『サウンド・オブ・ミュージック』でも知られる、オーストリアのザルツブルク市の東にアルプスの山々に囲まれた扇状に拡がる湖水地方へ、ふたつのツアーで行ってまいりました。私たちの仕事は、たまたま同じ所を繰り返して訪ねる事もあります。
ヨーロッパの秋を満喫します!ザルツカンマーグートとは、「塩の御料地」「ハプスブルク家の塩の財産地方」という意味だそうです。2億年前は海で、地殻変動により地が出て、標高500~800メートルの高地に大小数多くの湖が点在し、湖畔の古城ホテルや美しい木立に囲まれた小さな町が続きます。

古城ホテルは、フシュル湖畔に建つ『シュロス・フシュル』がお勧めです。15世紀のザルツブルク大司教の館であったそうですが、現在は高級な古城ホテルとなっています。秋の落ち葉を踏んで周りの散歩に出ました。申し分のないサービスに、レストランのお料理も美味しかったです。夕食のメインは、肉がお好きの方は【鴨】、魚がお好きな方には【湖のサーモン・トラウト】お選びいただけます。どちらも好評でした。

快晴の天候に恵まれまして、湖の遊覧船と映画の冒頭のシーンやハイキングシーンの舞台となった標高1,783メートル『シャーフベルク山』へSL登山列車に乗りました。ウォルフガング湖畔のモーツアルトの母が生まれて、後に姉が住んでいた家が残る町サンクト・ギルゲンから船に乗り、ザンクト・ヴォルフガングの町アプト式登山鉄道駅で下船して、約40分景色を眺めながら展望台へ登ります。黄色い葉ばかりではなく、紅い葉も混じって今年は夏が暑かったこともあって紅葉が美しいと現地で聞きました。360度のパノラマ展望台では、空気が本当においしいと感じられました。おみやげに持ち帰りたかったですね。これらの乗り物の運行は、天候に左右されますので今回は美しい紅葉も澄み切った青空に映えて見え、とても幸運でした。

船を下りたところでクリスマスの頃に見たことがあります葉を見ましたので撮影しました。花壇に植えられていました。「ヒイラギ」でしょうか?
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「北新疆の旅」その1
2008年11月14日(金)
text by 洞 恵
今回の私的旅行は、天山北路(昔は夏しか通れない道でした。)のそのまた北、ロシアの国境70km近くまで行く旅でした。辺境の辺境と言われているところです。
以前は外国人だけでなく、国内の人でも許可証がいる場所でした。
飛行場もなく、道は砂漠道だった20年前の南新疆の想定をして出発しました。
ところが、ここは石油が採掘地帯で立派な道路ができていました。
そしてゴビ砂漠やタクラマカン砂漠のオアシスよりも天山山脈の豊かな水源の恵みを受けていました。中国では濁っている水を見慣れた目には清水と黄葉、遠く見える雪山のコントラストには、息を呑みました。ウイグル族が最大人口の南新疆と違い、ハザク族、蒙古族、そしてロシア族と呼ばれている白系ロシアの人々が暮らしています。人口は少なく、手付かずの自然が残っている所に石油が出て道ができましたが、同時に自然保護区に指定されたおかげで、野生の馬、鹿の群れを見ることができました。
ウルムチから400km走行し、布爾津県(ブルチン県)に着きました。面積10,362平方キロメートルで人口はわずか6万人。砂漠の中のりっぱな道路は石油関係の車以外はほとんどみかけませんでした。
宿は少数民族集落の季節ロッジでした。国慶節のお休み(今年は9月28日から10月5日まで)が終われば、高地で寒くなる集落から、暖かい低地に春まで移動する準備も進んでいました。ブルチン県は美しいカナス地区があり、カメラ小僧の憧れの地であると、旅仲間となった台湾の天文写真家に教えられました。この天文写真家は、夜は零下の中で、星の写真を撮っていました。
私と旅仲間(北京在住の30代中国人グループ)は彼のお陰で、各地で真っ暗な道を星を見に行き、流れ星を堪能できました。集落が少なく、ビルなど一つもないので、夜は漆黒でした。空には星がはこんなにたくさんあるんのだと信じられない思いで、上ばかり見ていて首が痛くなりました。こんな旅の話を何回かに分けて書かせていただきます。
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“アンコール・ワット遺跡”に持っていくと便利なもの
2008年11月07日(金)
text by 石山 剛
カンボジアの世界文化遺産であるアンコール遺跡群は、日本から毎年沢山の観光客が訪れます。日本からカンボジアへは直行便が就航していないため、バンコクやホーチミン、ハノイなどを経由します。
日本語の現地のガイドさんが沢山いるために、コンダクター付のツアーは少なくなっています。出発前に現地の情報がなかなか得ることが難しいかと思います。カンボジアの遺跡を見学する時に現地へ持っていくもの、持って行くと便利なものを紹介します。



■■現地へ持っていくもの■■
①お金はアメリカ・ドル
現地で両替の必要はありません。レストランのメニューにはほとんどアメリカ・ドルでの記載がほとんどです。おつりは1ドル未満ですと現地の通貨(リエル)になります。リエルの紙幣にはアンコール・ワットの絵が使われているのでお土産にもなります。ホテルのフロントでは日本円からアメリカ・ドルに両替ができるところがほとんどです。
②着替えのTシャツなどを1日2枚用意
10月は雨期でした。立っているだけでも全身から汗がでてきます。ほとんどのツアーが午前中の観光が終了するとホテルに戻ることが多くなっています。風邪をひかないためにも着替えをご用意下さい。
■■現地へ持っていくと便利なもの■■
①首から下げるタイプの、プラスチックのホルダー
入場券はアンコール遺跡群のほとんど使用できる共通券となっています。この入場券は使用する人の顔写真入りとなっており、入場券売り場で写真を撮ってくれます(無料)。縦7.5cm、横10cmの入場券の右下に顔写真がプリントされます。この入場券の紙質が薄くなっています。アンコール遺跡では何ヵ所かチェックポイントがあり、バスに係員が乗り込んできて入場券のチェックがあり、遺跡に入場する毎に入場券の提示があります。湿気と汗で入場券が濡れてしまうため、ホルダーに入れて首から下げていると便利です。
②小型の懐中電灯
特に雨期に行かれるかたは持っていくことをおすすめします。雨期は午後にスコールのように降ることが多く、遺跡内が急に暗くなります。天井のある遺跡にいるときは、足元が見えなくなることもあります。
③レインコート
やはり雨期に行かれる方におすすめです。スコールの時、傘はあまり役立ちません。遺跡の中は古いデコボコの石畳が多く、また滑りやすくなっています。雨の時はできる限り、手に何も持たないほうが良いでしょう。
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