旅のエキスパート!ツアーコンダクターの「なるほど!海外旅行ノート」 - ジャルパックの厳選されたツアーコンダクター「スーパーTC」ここではスーパーTC達による、旅に関するよもやま話や添乗日記など、楽しい旅の話題をご提供します。

コンダクター日誌 NO.3

2010年08月20日(金)

text by 石山 剛

第10日目(7月15日)

◆クライペダ(11:00入港、翌朝04:45出港)

本日はロシアの飛び地のカリニングラードで、ウィーン・フィル創設者オットー・ニコライの生誕の地での“生誕200周年記念に年コンサート”です。
観光地として訪れることの少ないカリニングラードは、通常のビザの発給制限が厳しく、今回1800名の乗客とウィーン・フィルメンバーが一斉にロシアに入国してカリニングラードでコンサートを実施するという初めての試みです。ロシア政府への協力要請により、各政府関係機関に特別な手続きを依頼して現実の運びとなりました。

カリンニングラードには軍港しかないため、クルーズ客船の入港および停泊許可が得られず、マイン・シフ号はリトアニアのクライペダに入港しました。ここからバスで途中、ロシアの国境を越えてカリニンググラードへ行きます。走行距離は約135kmですが、手続きで時間がどのくらいかかるかわからない国境を越えて行きます。

日本人のグループは1台のバスにまとめられてクライペダを12時30分に出発。
国ごとにバス号車が振り分けられ、バスは警察の先導で6台ずつ号車順に走って行きます。10分程走ると内海であるクルシュ海をバスごとフェリーにて5分で対岸へ渡ります。そして約1時間走るとリトアニアのニダという町の国境に到着。前方に走っているグループがEUのシェンゲン・ビザを持っていたようで、かなりの時間待たされて係員がパスポートを回収し、スタンプを捺印され再びパスポートが戻されました。リトアニアの国境に到着して、ロシアの国境に向かうまで約2時間かかりました。

リトアニアの国境の目の前にロシアの国境があり、係員がすぐにパスポートを回収にきましたが、日本人のバスは70名と人数が多いためか、1時間少し待たされました。国境通過だけで3時間以上。既に17時を回っており開演の18時にはこの時点では到着できません。


国境からカリニングラードの会場までは1時間45分。

到着時にはコンサートはまだ始まっておらず、用意されていた軽食は先に到着したグループがほとんど食べてしまい、ほとんど食べるものはありませんでした。

会場はカイニングラードの郊外。これだけのお客さまを収容できるコンサート会場がないため、大きなスポーツ施設を利用しての会場でした。

会場は昼間の暑さでとても蒸し暑く、たくさんの方が紙皿を扇子代わりにあおいでいました。

開演時間がとっくに過ぎていましたが、開演する様子はありません。実は団員を乗せたバスが遅れているとの情報。

楽器が税関でかなり手間取っており到着が遅れているとのことでした。19時30分を過ぎにバスが到着した様子で、普段着のまま楽団員がステージに上がり始めました。

今回の指揮者のクリスティアン・ティーレマンがポロシャツとジーパンでステージに登場。着替えると遅くなるということで、そのまま普段着でコンサートがようやく19時55分に開演しました。


コンサートホールではないので、音響や照明や空調などは問題がありましたがカリニングラードでコンサートを行ったという意義が集まった方が理解していただけたことと思います。

本日のコンサートのプラグラム
・ウィーンフィルハーモニーオーケストラ
・クリスティアン・ティーレマン(指揮)
・ルドルフ・ブーフビンダー(ピアノ)
・イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)
1、オットー・ニコライ:序曲「ウィンザーの陽気な女房たち」
2、オットー・ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」よりFrau Fluthのアリア
3、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番
4、ベートーヴェン:交響曲 第7番

予定していた時間よりかなり早目にコンサートが終了しました。音響の問題や、クライペダの停泊時間の問題でどうしても早目に終了せざるを得なかったようです。

帰りは同じ道を戻り、また途中で国境を通過。帰りはロシアとリトアニアの国境では2時10分かかりました。クライペダに停泊中のマイン・シフ号に戻ったのは午前2時25分。本当に長い1日、お疲れ様でした。

第11日目(7月16日)

◆キールに向け終日航海中

本日は終日航海日であり、マイン・シフ号の滞在の最後の日となりました。船内でのイベントが目白押しです。
ウィンナー・ブラスアンサンブル&ルドルフ・ブーフビンダーの室内楽コンサートのリハーサルと本番、ヘルスベルク楽団長の講演、突然行われたチェロのコンサート、クリスティアン・ティーレマンのサイン会、クリスティアン・ティーレマンの指揮棒も出品されるオークションなど充実した最後のたくさんのイベント楽しんでいただきました。
 


ルドルフ・ブーフビンダー        クリスティアン・ティーレマン

10日間過したキャビンとも今夜でお別れです。そして、スーツケースの荷物出しは深夜01:00までにドアの外に出さなければなりません。たくさんのイベントに参加しつつ、荷造りも少しずつ行ったことでしょう。

本日の船内イベント
・ヘルスベルク楽団長の公演(日本語通訳有り)
・室内楽コンサート“ウィンナー・ブラスアンサンブル”&ルドルフ・ブーフビンダー  (リハーサル)
・室内楽コンサート“ウィンナー・ブラスアンサンブル”&ルドルフ・ブーフビンダー
・クリスティアン・ティーレマン サイン会
・オークション(クリスティアン・ティーレマンノ指揮棒などが出品)

第12日目(7月17日)

◆キール(06:30入港)下船、リューベックに立ち寄りハンブルクへ

キールの港に朝、静かに入港。入港後、昨晩出したスーツケースが次々に港にある大きなテントに運ばれていくのが、船内より見えました。9時に下船、テントに運ばれたスーツケースをピックアップして、ハンブルクから迎えにきたガイドさんとバスに向いました。

キールを出発して“バルト海の女王”と呼ばれた古都、リューベックへ出発しました。

キールを出るとジャガイモ畑が続きます。約1時15間でリューベックの入口であり、シンボルであるホルステン門から徒歩観光がスタートしました。 聖ペトリ教会、マルクト広場を通り、ゴシック様式の巨大なマリエン教会を訪れました。 その後、ノーベル文学賞作家、トーマス・マンが頻繁に訪れた祖父母の家であるブッデンブローグハウスを見学しました。

昼食は1535年に建てられた「船員組合の家」のシッファーゲゼルシャウトで取りました。週末は予約がなかなか取りにくい、やや高級なレストランです。下船して久々の地上でのお食事、前菜のトマトスープがとても美味しく感じたのでないでしょうか。

16時前にハンブルク市内にあるホテルに到着。夕食までの間、ゆっくりしていただきました。

第13・14日目(7月18・19日)

◆帰国

今までの暑さが嘘のように、すがすがしい朝を迎えました。ご希望の方と、毎週日曜日に開かれるフィッシュマーケーとへご一緒しました。夏は朝5時半から9時半まで開かれており、魚だけではなく果物や日用品などもあります。とても大きなマーケットで、全てをご覧いただくには時間が足りませんでした。

出発まではハンブルクの市内でゆっくりしました。今日は日曜日でショッピングはお休み。しかし、昨日からのトライアスロンの競技で街の中は賑わっていました。
帰国もフランクフルトを経由し、無事に成田へ帰国いたしました。2週間という少々長い旅でしたが、目的のある内容でご参加の方々からご満足をいただけた企画となりました。


~ お わ り ~

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コンダクター日誌 NO.2

2010年08月13日(金)

text by 石山 剛

第5日目(7月10日)

◆サンクト・ペテルブルク(07:30入港)

サンクト・ペテルブルクの今年できたばかりの埠頭に到着。以前は商業用埠頭という市内から離れた所に客船は停泊しましたが、ヴァシーリーエフスキー島の先端で市内から約5km場所に移りました。現在、2艘の客船ターミナルが完成し、将来は7艘入港できるようになる予定です。
下船の許可が下りるまでまたされましたが、スムーズに入国審査が行われていました。以前のターミナルには出入国審査のブースが2ヵ所しかありませんでしたが、8ヵ所のブースがあり、長い待ち時間が解消されました。
本日はサンクトペテルブルグ近郊の観光。午前中は「琥珀の間」で知られている“エカテリーナ宮殿”、そして午後は“ピュートル大帝の夏の宮殿”の観光とサンクトペテルブルグ市内の“聖イサク寺院”を訪れました。


“エカテリーナ宮殿”見学の入り口には宮殿が用意した、「靴のカバー」を靴に履かなければなりません。宮殿の床の寄木細工を保護するためです。
ロシアの美術館や宮殿にはこのようなルールが多いので気をつけましょう。
“エカテリーナ”宮殿は2003年に修復を終えた「琥珀の間」が一番人気で、これを見るためにサンクトペテルブルグに来る方も大勢いらっしゃいます。宮殿内は45分程の観光でした。

午後からは“ピュートル大帝の夏の宮殿”観光です。「下の公園」をメインに観光しました。

大宮殿前のテラスを利用した大滝と噴水が最大の見所。

この園内には約150の噴水と4つの滝があり水と宮殿と木立の競演が素晴らしいです。

ゆっくりと1時間、「下の公園」を散策しました。今日は土曜日で天気が良いということで、観光客以外にも多くの地元の方がたくさん訪れていて混雑していました。船に戻る前に“聖イサク寺院”に立ち寄りました。長い一日でしたが終日観光を終えて18時20分頃に船に戻りました。

第6日目(7月11日)


◆サンクト・ペテルブルク(前日より停泊、20:00出港)

午前中はマリエンスキー劇場にて“ウィーン・フィルハーモニーコンサート”です。マリエンスキー劇場はアレクサンドル2世の皇后マリア妃の名にちなみ名付けられました。 ソ連時代はキーロフ劇場と名を変えていましたが、現在は再びマリンスキー劇場と元の名前に戻りました。

今回のカリスマ指揮者、今回のコンサートで指揮をするヴァレリー・ゲルギエフが劇場総裁を務めています。

本日のコンサートのプログラム
・ウィーンフィルハーモニーオーケストラ
・ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮)
・ルドルフ・ブーフビンダー(ピアノ)
1、チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
2、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番

昼食のレストランが17世紀に建てられた「血の上の教会」の横でしたので、昼食後に入場しました。サンクト・ペテルブルクはモスクワと違い、純ロシア風建築の教会はあまりありません。
つまり、逆タマネギが装飾として付けられている教会がとても少ないです。この教会はロシアの伝統的な建築様式のタマネギの屋根が見事です。また、内部の華麗なモザイクの装飾が見ごたえ十分でした。

そしてサンクト・ペテルブルク観光のハイライト、歴代の王の「冬の宮殿」であった西洋美術の殿堂、ロシアが世界に誇るエルミタージュ美術館の見学です。
いつも来ると思うことですが、「エルミタージュは広い」。本日は午後からの見学でしたので、いつもの大混雑は感じられませんでした。ガイドさんの誘導と案内が的確であったので、効率よく分かりやすく見学できました。しかし、ゆっくりエルミタージュ美術館の見学は、シーズンオフの冬がおすすめです。

本日の船内イベント

・ウィーン・フィルハーモニー&ルドルフ・ブーフビンダーによる公開リハーサル

第7日目(7月12日)

◆ヘルシンキ(08:30入港、深夜02:00出港)

サンクトペテルブルグからヘルシンキまでは列車で6時間の距離(約400km)。その区間を13時間30分かけて到着しました。尚、サンクト・ペテルブルクとヘルシンキは1時間の時差があります。つまり、今朝は1時間時計を戻しました。

10時に市内観光に出発。まずは国会議事堂を写真ストップして、その後、フィンランドの代表的作曲家のシベリウスを記念してシベリウスの肖像のオブジェがある“シベリウス公園”を見学しました。

そして自然の小さな岩山をくり抜いて作られた“テンペリアウキオ教会”
音響効果も良く、コンサートがよく行われているとのことです。我々が訪れた時に、アジア系の男性がピアノを弾いていました。

北欧最大のロシア正教の教会である“ウスペンスキー寺院”に入場。 そして、元老院広場の中央にある白亜の外壁と蒼いドームが美しい“ヘルシンキ大聖堂”を外観からご覧いただき、1時間ほどの自由時間を取りました。 でも、今年の北欧はとても暑く、コンダクターも今までに経験ない猛暑です。この暑さは2週間も続いているとのことで、ヘルシンキ市内の売店からミネラルウォーターの在庫が少ないのには驚かされました。
この暑さのためか、ヘルシンキ市内に残られる方は少なく、観光終了後ほとんどの方が船に戻り夜からのコンサートのために休息されました。 本日は21時からフィンランディア・ホールにてウィーン・フィルのコンサートで、ルドルフ・ブッフビンダーのピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲でした。

フィンランディア・ホールは現代建築の巨匠アルヴァ・アアルト設計のフィンランド随一のコンサートホールです。ヤン・シベリウスによる交響詩「フィンラディア」にちなみ建造され、こけら落としには同曲が演奏されました。歴史あるヘルシンキ交響楽団や、フィンランド放送交響楽団の演奏を始め、さまざまなコンサートが行われています。

本日のコンサートのプログラム
・ウィーンフィルハーモニーオーケストラ
・ルドルフ・ブーフビンダー(ピアノ)
1、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番
2、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番
3、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番

23時15分に終演し、シャトルバスで船に戻ったのは0時前後でした。船ではビュッフェ・レストランと、プールサイドで夜食が用意され、欧米の方は深夜に関わらず食欲旺盛でした。

第8日目(7月13日)

◆ストックホルム(18:00入港)

夕方のストックホルム入港まで、クルーズライフを楽しんでいただきました。昨晩は遅かったのでゆっくりとキャビンでお休みなられた方も多かったようです。また午前中には室内楽コンサートや“ミート・ザ・フィルハーモニー”と称してウィーン・フィルのメンバーの方への質疑応答の機会が設けられました。
18時にストックホルムに入港。20時より順次、シャトルバスにてストックホルム・コンサートホールへ移動しました。この時間でも昼間の暑さは残っていましたが、他の都市に比べれば爽やかさが感じられました。

ストックホルム・コンサートホールは毎年12月10日の16時に開かれる、ノーベル賞授賞式が行われる会場です。

ちなみに授賞式の後の祝賀晩餐会は市庁舎内にて行われます。1926年に建設され、古代ギリシア神殿風の柱列が印象的です。

ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地の劇場です。
21時からルドルフ・ブーフビンダーのピアノコンサートが、この歴史的なホールで約1時間40分行われました。

本日のコンサートのプログラム
・ルドルフ・ブーフビンダー ピアノリサイタル
1、ベートーヴェン:ピアノソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」op.13
2、ショパン:ピアノソナタ 第3番 ロ短調 op.58
3、ベートーヴェン:ピアノソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」op.57

本日の船内イベント

・室内楽コンサート“ウィンナー・ブラスアンサンブル”
・ミート・ザ・フィルハーモニー
   ヘルスベルク楽団長やウィーン・フィルのメンバーとの交流会

第9日目(7月14日)

◆ストックホルム(前日より停泊、13:00出港)

午前中にスウェーデン現国王と家族の居城である世界遺産のドロットニングホルム宮殿を訪れました。宮殿は10時から開館なので時間まで車窓を中心に、ストックホルム市内を周りました。メーラレン湖に面して建つ市庁舎を、リッダーホルメン島より眺めました。また、市庁舎のお庭を少しだけ訪れ、ドロットニングホルム宮殿へ向かいました。

かつて国王一家は市内のガムラ・スタンにある王宮に住まわれていましたが、1981年に子供たちにふさわしい環境へと、ドロットニングホルム宮殿に移られました。 この宮殿の半分が一般に開放されています。

イギリス庭園、フランス庭園と散策してから宮殿へ入場しました。

船に戻る前に船の停泊しているセーデルマルム島の高台から、旧市街のガラム・スタンやストックホルムの市街を見渡すことができる展望台へ立ち寄りました。途中、雨が今にも降り出しそうな雲行きでしたが、雲がかなり少なくなりとても良い眺めでした。

ストックホルム出向後、船内にて室内楽コンサートや明日のコンサートの公開リハーサルが行われ、充実したクルーズライフを過ごされました。

本日の船内イベント

・室内楽コンサート“Die Wiener”
・ウィーン・フィル&クリスティアン・ティーレマン公開リハーサル①
・ウィーン・フィル&クリスティアン・ティーレマン公開リハーサル②


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コンダクター日誌 NO.1

2010年08月06日(金)

text by 石山 剛

クルーズの旅【ウィーン・フィル200周年特別企画】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ゆかりの地を訪ねて
ウィーン・フィルのオーケストラと旅し、
特別演奏会を楽しむ北欧・ロシア・バルト海の船旅14日間

 

2010年7月6日(火)~7月21日(月)


ウィーン・フィル創設者、オットー・ニコライ誕生200周年を記念した特別限定企画のツアーが催行されました。ウィーン・フィル楽団のメンバーと共にロシア・バルト海を旅し、乗船客だけに開かれる記念の演奏会が鑑賞できる、夢のようなツアーでした。
今回はこのツアーのレポートをお送りいたします。


第1日目(7月6日)

◆日本よりフランクフルトを経由してハンブルクへ

参加者19名さまとコンダクター、ハンブルクに向けて出発しました。

“マイン・シフ号”乗船前日にハンブルク1泊。宿泊は市内の中心部にあるパーク・ハイアット・ハンブルク・ホテルです。

翌日の朝、ハンブルク観光に出発するまでの間、ゆっくりと過ごしていただきました。

第2日目(7月7日)

◆ハンブルク市内観光、そしてキールより“マイン・シフ号”に乗船 キール(19:00出港


午前中にハンブルグ市内観光をご案内しました。内アルスター湖、外アルスター湖を車窓よりご覧いただきました。その後、1886~1897年にネオ・ルネッサンス様式で建てられた市庁舎を訪れました。
次に聖ミヒャエル教会へ向かいました。12時からオルガンコンサートが教会内で行われ、25分程聞いていただきました。

ハンブルクからキールまではバスで1時間半。客船ターミナルに到着後、スーツケースなど大きな荷物は船のポーターがキャビンまで運ぶので、そのままチェックイン・カウンターへ。その場で顔写真を撮影され、IDカード(乗船券)が渡されます。そのIDカードは各キャビンのカード・キーにもなっています。そして手荷物のX線検査を行ってから船内へ。スーツケースが届くと10日間の船旅中は、荷物をクローゼットや引き出しに入れっぱなしにするため、荷物の整理が始まります。
船内での夕食はダニニング・ルームでのセット・メニューのレストラン、またはビュッフェ・レストランがあり、本日はビュッフェ・レストランで夕食を取られた方が多かったようです。セット・メニューのレストランと違い、ご自身でお腹と時間の調整ができるのでビュッフェは便利です。ただ、食べすぎないように・・・。

第3日目(7月8日)

◆タリンに向け終日航海中

午前中に避難訓練が行われました。国際規則により義務づけられています。サイレンの後、各キャビンから指定された場所に行きます。点呼をとられるので、全員参加しなくてはなりません。

午前中に全員揃って船内の案内を予定していましたが、急にウィーン・フィルのリハーサルが行われました。ちょうど船内の案内を開始する時刻と重なり、ほとんどの方がリハーサルをご覧いただいたようです。船内新聞では今回のリハーサルのことが予告されていませんでした。あとで確認したところ非公開のリハーサルで、関係者のみの入場だったそうです。訳が分からずどさくさに紛れ、運良くシアターに入ってしまいました。

午後から再び船内の案内をしようとしたところ、船内放送で公開リハーサルがシアターにて行われるとのこと。今度はしっかりとアナウスが数回ありました。こちらも運良く入場された方は、1時間程の公開リハーサルを楽しまれた。
この突然の公開リハーサル、午前中の非公開のリハーサルに入れなかったお客さまもいらっしゃったので急遽開催されました。
 
【船内新聞】
翌日の予定が前日の20時以降に発表。その後、各キャビンに配布されます。今回の日本人のコーディネーターが乗船していないため、コンダクターが英語の新聞を翻訳して各キャビンに配布。

本日の船内イベント
・室内楽コンサート“ウィンナー・チェロカルテット”


第4日目(7月9日)

◆タリン(06:30入港、18:00出港)

最初の寄港地、エストニアのタリンに到着。船が着岸し右舷のデッキからは、タリンの旧市街が望めました。バルト三国は2年前よりシェンゲン協定国となり、ドイツからは協定実施国となったので簡単に出入りができるようになりました。そのため、船で到着しても出入国審査はありません。

タリンのガイドは日本語ガイドのADELIさん。タリンには日本語ガイドが現在5名おり、その中の一人です。港からバスで旧市街へ。タリンの旧市街は観光バスの規制が行われているので、全て徒歩観光となります。石畳の旧市街を約2時間観光しました。旧市庁舎前のラエコヤ広場にて1時間程の自由行動を取ることができました。

昼食後、徒歩にて“イルディゴ・ラモンディの野外コンサート”へ。
タリン駅前のトーム公園内にある野外劇場で行われました。タリンも今週は夏らしい夏になり、今日が一番暑い日だということです。
野外コンサートため日陰が無いため、炎天下の中で演奏を聴いていただきました。

本日のコンサートのプログラム
・アンサンブル「THE WINE」
・イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)
・ヘルベルト・ツェーマン(ホスト)
1、W.A.モーツァルト:「皇帝ティートの慈悲」序曲
2、W.A.モーツァルト:「フィガロの結婚」より スザンナのアリア「恋人よ早くここへ」
3、J.ハイドン:カタリーナの舞曲 第6番と第8番
4、F.シューベルト:楽に寄<音楽に>寄せて
5、J.ランナー:ハンス・イェゲル・ポルカ
6、カール・ミレッカー:オペレッタ「ガスパローネ」よりカンツォーネ
7、ヨナン・シュランメル:ワルツ「Weana Gmuat」
8、ヨハン・シュトラウス/ニコ・ドスタル:イシュルの聴衆より「Heut macht die Welt Sonntag fur mich」
9、ヨハン・シュトラウス(父):中国人のギャロップ
10、ヨハンシュトラウス:「こおうもり」より“故郷の歌を聞けば”

船に戻ってからは公開リハーサルが19時から行われるため、夕食を早目に終わらせ、シアターの座席の確保に走っていたようです。

本日の船内イベント
・ゲルギエフ指揮によるウィーン・フィルハーモニー公開リハーサル


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オーストリアの「貴腐ワイン」「アイスワイン」

2009年09月18日(金)

text by 山田聖子

オーストリアはヨーロッパのほぼ中欧に位置し、国土面積が約84000平方㎞(日本の4分の1)と小さい国です。有名カフェやザッハートルテなどのおいしいお菓子で知られていますが、ワインの生産も大変に盛んで、飲みやすくおいしいものが多いと思います。そしてワインの中でも高級で別格な、貴腐ワインやアイスワインも造っています。

■■貴腐ワインとは…

完熟した葡萄にカビが生えることによって皮の表面に無数の穴が開いたような状態になり、果実の水分が蒸発していって干し葡萄のようになった葡萄から造られるワインです。干し葡萄ですから、果汁は少ししか搾れません。有名な物にはフランスのソーテルヌ、ハンガリーのトカイワイン、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼなどがあります。

■■アイスワインとは…


晩秋に完熟した葡萄をいつまでも木につけておくと急な寒波で葡萄が凍る事があり、その凍った葡萄を凍ったままの状態で搾って取れた濃厚な葡萄ジュースから造ったワインです。気候に左右されるため生産量は一定しません。ドイツ、カナダ、オーストラリアなどで造られています。


どちらも極甘口で独特の風味があり、デザートワインとしてとてもおいしいのですが、高級=高価なワインでもあります。
ところがオーストリアで造っている、この貴腐ワインとアイスワインは他国の物に比べると比較的お手頃な価格となっています。大きなスーパーマーケットやウィーンの空港免税店でも扱っており、ハーフボトルで20ユーロ前後からあります。一度是非お試し下さい。
特にクリスマスやお正月にはちょっとリッチな気分が味わえます。


*写真は全てイメージです。


 

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「ウィーンからオペラ座の無料生中継いかがですか・・?」

2009年07月17日(金)

text by 梶原 礼子


去年の今頃のウィーンはユーロサッカー選手権の開催国として、音楽の都ウィーンがサッカーの都となっており、ト音記号の代わりにサッカーボールが目立ってました。今年のウィーンは平静を取り戻しており、いつもどおりの音楽の都ウィーンに戻ってました。

そんなウィーンの国立歌劇場(オペラ座)で、何とオペラの無料生中継サービスを始めたとのニュースを知り、さっそくどんなものか見に行ってきました。

場所はブリストルホテル等があるオペラ座横の広場で巨大スクリーンが設けられており、生中継がされてました。この日はリヒャルト・シュトラウスの“無口な女”というオペラが上演されており、誰でも知っている有名作品ではなかったからか、私達が行ったのが他でバレー鑑賞後で遅い時間だったからか、またはその日かなり寒かったせいかわかりませんが、広場で見ている人はそれほど多くありませんでした。もったいないなーというのが正直な気持ちでした。

この国立歌劇場は1869年に創設され、現在は小沢征爾氏が音楽監督を務めており、かつてはマーラー、カラヤンらが活躍したことでも知られています。世界中のファンにとってオペラの聖地とでも言うべきでしょうか・・・。ただそのチケット代の高さも有名で、作品や座席によって違いますが、正規料金でも十分高いのですが、その券面上の料金ではまず手に入らないことが問題でありました。


その国立歌劇場が何と無料で生中継を始めたのですからこれを見逃す手はありません・・・。
何でも創立140周年を迎え、初心者にもオペラを知ってもらうために始めた初の試みだそうです。今回は見られなかったのですが上映前と幕あいに解説もあるそうです。もちろんチケットを買って、正装してオペラを生で見られたら歌劇場内の雰囲気もわかり最高ですが、時間的制約があったり、チケットが入手できなかったりといろいろな問題があるときにはいかがでしょう・・・?



それから全くオペラに興味のない方でもちょっとどんなものか見てみようかという方にはぴったりですので是非ご覧になってみてください。7月、8月はお休みで、9月、10月の2カ月間ほぼ毎晩夜8時頃から上演されます。屋外ですから動き回るのも自由ですし、カフェもたくさんありますので一休みできます。あって便利なのは軽量折りたたみ椅子ですが必需品ではありません。


*写真は全てイメージです。


 

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2009年元旦の“ニューイヤーコンサート”~番外編~

2009年02月13日(金)

text by 石山 剛

今年も元旦に盛大にウィーンで“ニューイヤーコンサート”が行われました。
現地時間では午前11時15分からスタート。日本ではNHKが19時15分から生中継されましたので、毎年ご覧になっている方も多いのではないでしょうか。コンサートの内容は皆様も十分にお分かりかと思いますので、コンサートの番外編としてリポートします。


ジャルパックでは楽友協会の大ホールの隣のインペリアル・ホテルに宿泊し、元旦に“ニューイヤーコンサート”をご覧にいただくツアーを出させていただいています。一般ではチケットがとても入手が難しいのですが、ツアーではチケットが含まれておりますのでチケットの心配はありません。ただ、この“ニューイヤーコンサート”のチケットは額面で買うことは皆無で、インターネットから検索すると50~70万円の値段になっています。


インペリアル・ホテルに宿泊するということは、このツアーでの大きな利点です。
まずは楽友協会の隣で当日はホテルの裏口から、そのまま会場に行けること。1月は気温がマイナスになることも多く、コートを着ていると会場には持ち込めないのでロビーのクロークに預けなければなりません。ロビーは大混雑するのでコートが無いととても楽です。そして、指揮者が同じホテルに宿泊してい
るということ。ファンにとっては本当に嬉しい限りです。しかし、今回は残念ながら6日間の滞在中にお会いすることはできませんでした。また、ホテルでは年末に宿泊したお客様に、カクテルパーティーやティーパーティーがこの時期だけ行われます。


今年の指揮者はアルゼンチン出身でユダヤ系、国籍はイスラエルのダニエル・バレンボイム。2009年元旦もイスラエルのガザ侵攻のさなか。アンコールの時の挨拶で「2009年が世界平和の年になるように、中東で人間の正義が行われるように、私たちは期待します。」と英語でスピーチしたのが印象的でした。終演後、指揮者の楽屋入口で待っていると通常はサインをしてもらえます。ダニエルさんは写真嫌いで有名で、サインも駄目もとで並んでみました。しかしながら、楽屋から出てくる気配は無く残念ながらサインをいただくことはできませんでした。サインを頂けないことは本当に珍しいようで残念でした。
尚、サインをしてもらえる場所は楽屋入口とご案内していますが、建物の外からではなくて会場の中の楽屋口です。従って、チケットがないとサインのチャンスは難しいです。

今回はお客さまと早目に楽友協会の大ホール、黄金の間に入りました。演奏中以外は会場で写真は撮り放題です。お客さまが少ない時に舞台の写真を撮りました。通常のコンサートの時と違い、この“ニューイヤーコンサート”の時のお花の飾りつけが豪華絢爛。そんな訳で開場と同時に入って写真を撮る価値は十分にあります。蛇足ですがコンサート終了後は飾ってある花をお客さまが持っていって良いことになっています。

また、当日販売しているプログラムは必ず開演前に会場にいるスタッフよりお求め下さい。何故だか幕間には売り切れてしまいます。やはり“ニューイヤーコンサート”は簡単にチケットが取れません。そのため、入場できた方がプログラムをお土産に頼まれてくるようです。5~6冊まとめて購入している人を何度も見かけました。


このツアーはこれ以外にもウィーンだけの滞在ですので、充実した観光が盛りだくさんです。ハプスブルグを訪ねたり、美術館をじっくり見学するのでウィーンに来たことがある方もウィーンを再発見できます。

是非、来年は本場ウィーンで“ニューイヤーコンサート”をご観劇下さい。


*上記の内容は、2009年元旦のツアーの内容です。
 2010年元旦に同内容のツアーを催行するかはまだ未定となっております。
 2009年7月下旬発表のパンフレットにてご確認ください。


 

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『秋のザルツカンマーグート』

2008年11月21日(金)

text by 五十嵐 由紀

名画『サウンド・オブ・ミュージック』でも知られる、オーストリアのザルツブルク市の東にアルプスの山々に囲まれた扇状に拡がる湖水地方へ、ふたつのツアーで行ってまいりました。私たちの仕事は、たまたま同じ所を繰り返して訪ねる事もあります。
ヨーロッパの秋を満喫します!ザルツカンマーグートとは、「塩の御料地」「ハプスブルク家の塩の財産地方」という意味だそうです。2億年前は海で、地殻変動により地が出て、標高500~800メートルの高地に大小数多くの湖が点在し、湖畔の古城ホテルや美しい木立に囲まれた小さな町が続きます。


古城ホテルは、フシュル湖畔に建つ『シュロス・フシュル』がお勧めです。15世紀のザルツブルク大司教の館であったそうですが、現在は高級な古城ホテルとなっています。秋の落ち葉を踏んで周りの散歩に出ました。申し分のないサービスに、レストランのお料理も美味しかったです。夕食のメインは、肉がお好きの方は【鴨】、魚がお好きな方には【湖のサーモン・トラウト】お選びいただけます。どちらも好評でした。


快晴の天候に恵まれまして、湖の遊覧船と映画の冒頭のシーンやハイキングシーンの舞台となった標高1,783メートル『シャーフベルク山』へSL登山列車に乗りました。ウォルフガング湖畔のモーツアルトの母が生まれて、後に姉が住んでいた家が残る町サンクト・ギルゲンから船に乗り、ザンクト・ヴォルフガングの町アプト式登山鉄道駅で下船して、約40分景色を眺めながら展望台へ登ります。黄色い葉ばかりではなく、紅い葉も混じって今年は夏が暑かったこともあって紅葉が美しいと現地で聞きました。360度のパノラマ展望台では、空気が本当においしいと感じられました。おみやげに持ち帰りたかったですね。これらの乗り物の運行は、天候に左右されますので今回は美しい紅葉も澄み切った青空に映えて見え、とても幸運でした。


船を下りたところでクリスマスの頃に見たことがあります葉を見ましたので撮影しました。花壇に植えられていました。「ヒイラギ」でしょうか?


 

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ザルツブルグ音楽祭

2007年12月21日(金)

text by 今川 ひろみ

2007年ドイツ企業が復活したことにより、スポンサーとしてドイツ企業が多いため、ザルツブルグ音楽祭が以前にましてより華やかになってきているように思われます。オーストリア大統領、ザルツブルグ州知事でオープニングが行われます。鉄の再編成で話題のファミリーの方、ドイツのプリンセス、アラブのプリンセス、ドイツメルケル首相、国家元首の方々など、政治、経済の舞台ともなっております。

音楽祭イメージ


今回タキーシードを音楽祭のためにお作りになられた音楽通の御夫妻も日本で想像している以上にザルツブルグ音楽祭は華やかで日本ではこのような雰囲気を持った場所はないとおっしゃっていらっしゃいました。
素敵なお着物をお持ちくださった方も音楽祭の雰囲気によく合っていらっしゃいました。演目出演者により華やかさが多少違ってまいります。

音楽祭のチケットは、額面でも高く通常のヨーロッパの劇場での3倍以上いたします。ヨーロッパの企業などは、なかなか取りにくいチケットを接待として使用し、景色のよい郊外の素敵なホテルなどに宿泊、立派な送迎付で、素晴らしい音楽、美味しいお食事を提供、聴覚 視覚 味覚、全てにおいて満足できる最高なもの提供できるということになります。

音楽祭イメージ


ヨーロッパの方々はタフです。会場のラウンジでは皆さんお立ちになって、楽しくお話をなさっており、姿勢もよく美しいイブニングドレスはお立ちのほうがよく映え披露できます。いろいろな方々にご挨拶しながら、インターバルを過ごされます。音楽会の後は、ディナー、お知り合いの方々が多いようで、テーブルにご挨拶に行かれたり、1時過ぎまでお元気にディナーをおとりになっていらっしゃいます。社交もお仕事の西洋では社交を上手にこなしているように見えます。女性の方々もよく気を使っていらっしゃり、お客さま方いはく、大変そうともおっしゃられます。

お客さま方は、プライベートでいらっしゃるので、ヨーロッパの社交をご覧になりながら、リラックスなさって音楽会を楽しまれ、至福の時を過ごされていらっしゃいます。

空気が澄み、夢のようなザルツブルグ滞在、お勧めです!


 

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ザルツブルク音楽祭

2007年04月02日(月)

text by 今川 ひろみ

今年の夏は、どちらにお出かけでいらっしゃいますか。
私は、20年以上にわたりリピーターのお客さま方とご一緒にザルツブルグ音楽祭に行っております。

夏のザルツブルグは、特別な空気が流れております!
日本で想像する以上にそれは、華やかで、自然の美しさも加わり、癒されます!これからまた頑張ろうという意欲も沸きます。
音楽家の方々の真剣さも伝わってまいります。

ヨーロッパ、アメリカの方々も夏のザルツブルグに行かれるために一生懸命生きていらっしゃる方々が多いと思われます。
フランスの歴史に残る有名シェフもザルツブルグ音楽祭は、最高の至福とおっしゃったそうです。
音楽家の方もザルツブルグに別荘をお持ちの方々も多いようです。

この時期は、街全体がオペラの舞台のようで、オペラのワンシーンを見ているようです。ザルツブルグにすでに行っていらっしゃる方も再度楽しめます。

★ アイル ザルツブルグ音楽祭は、お客さまのお好みにより、コンサートコース、オペラコース、オペラ&コンサートコースを選択できます。
7月27日出発、8月10日出発、8月24日出発がございます。

★ 8月24日出発のコースでは、フィガロの結婚をご希望の方は鑑賞できます。
昨年のフィガロの結婚は、モーツァルト生誕250周年でもあり、新しく改装されたオペラ劇場、名前もモーツァルトハウスと変り、そのこけら落としと重なったため、オーストリアの関係者の方々もチケット取得が最も難しい作品と言っておりました。

★ 昨年話題を集めた、評判のオペラ、フィガロの結婚を新しいモーツァルトハウス劇場で鑑賞していただけます。
作曲者の生誕の地で鑑賞できることは、感動が違います!
ウィーン・フィルの鑑賞では、ウィーン・フィルとの関係もよく、ハプスブルグ家との関係も深い、マエストロ アーノンクール指揮となります。
演目は、オーストリアの作曲家ブルックナーの 交響曲第7番です。
リンツのサンクト・フローリアン修道院のオルガニストであったブルックナーの清澄な、神秘的な後期ロマン派音楽を堪能していただきます。
オーストリアの音楽家シューベルトの作品では、Intende Voci D963,水の上の聖霊の歌、テノール歌手マイケル・シャーデ、ウィーン国立歌劇場合唱団が出演いたします。

このコースは、ザルツカンマーグート観光も含まれており、風光明媚で有名なシュロス・フシュルでお食事をしていただけます。
シュロス・フシュルは、政治家の会談などが行われた歴史ある場所です。
この美しい景色を眺めながらの会談でしたら、上手く事が運んだことが予想されますが、その歴史的場所でお食事をおとりいただきます。

ウィーンにも滞在し、特別な観光をご用意させていただいています。
ウィーン国立歌劇場内見学、王宮見学、及びエリザベート博物館見学、プラターの大観覧車など、ひと味違った観光を行います。

ザルツブルグ、ウィーンとオーストリアの旅を堪能できるコースです。
8月24日にご一緒させていただきます。
ステキなオーストリアの旅をご一緒に行ってみませんか。
お待ちいたしております!


 

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「25年間、ウィーンで新年を迎えております」

2007年02月05日(月)

text by 今川 ひろみ

私は25年間リピーターのお客様方と、新年をウィーンで迎えております。

2000年以降、オーストリアの政治的地位が向上しているように思えます。

2002年ユーロ通貨導入の際、コンサートを通じプローディ欧州委員長(現イタリア首相)をはじめ関係者の方々がユーロ通貨導入を祝っておりました。
今年2007年は、ルーマニア、ブルガリアのEU加盟を発表するという政治的舞台の要素も加わっております。

オーストリアは、1955年の永世中立の宣言、1995年のEU加盟、 ベルリンの壁崩壊後、
オーストリアに東欧との窓口を開くため、 世界企業の駐在事務所が進出し、街が活性化され、街が大きく発展いたしました。
訪れる度に、変化があり、現在も空港の拡張工事が続いております。

以前は、地理的には、西洋の端という東欧的なイメージがございましたが、東欧は、ハプスブルグ家の支配していた国々でもあり、EU拡大後は、その血縁関係からも、政治的、経済的にも、ヨーロッパの西と東を結ぶ重要なポジションになってきております。

国際都市としての役目も担っており、石油輸出国機構オペック、国連都市UNOシティがあり、国際原子力機関、国連工業開発本部もございます。

イタリアは、冷戦時代からも東欧ビジネスに力を入れておりましたので、かつてイタリアのミケーレ大臣もドナウ文化圏構想、ハプスブルグ家に関係する諸国との文化経済圏構想を唱えておりました。 

ルネサンス以降ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェなども、ハプスブルグ家の支配を受け1861年にイタリア統一を向かえることになりますが、オペラ王ヴェルディも音楽外交官として、フランスナポレオン3世にイタリア統一の支援依頼を、カブール首相は、ナポレオン3世とイタリア統一のため、フランスの協力を得るため、ニースとサボワをフランスに割譲するというプロンビエールの密約を結びました。 現在ニース、サボワともフランスを代表するリゾート地となっており、フランスのプロバンス料理は、トマト、オリーブを使用したイタリア風のお料理です。

現在オーストリアは、北海道とほぼ同じ大きさで、人口約800万人ですが、EUの拡大に伴い、オーストリアは、コスモポリタンな国ですので、 外交の強みを生かし、
オーストリアのさらなる発展、将来性がありますので、これからもオーストリアから目が離せません。


 

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「映画の名場面に出会える旅」

2007年01月22日(月)

text by 市瀬 民子

海外旅行をしていると、ここはどこかで見たことのある場所では、そうそうあの映画のあのワンシー ンというところが、あちらこちらにあるはずです。

 誰もがまず思い出すのが、ローマの休日の舞台となった永遠の都ローマでは?

50年以上も昔のモノクロ映画にもかかわらず、いまだにローマの街の魅力があますことなく伝わってくる不朽の名作です。 ドレビの泉、スペイン階段、コロッセオ、サンタンジェロ城等々ローマの観光名所を背景に、アン皇女と新聞記者ブッラッドリーとの束の間の恋物語です。真実の口は、いまだに記念写真スポットとして行列のたえない場所です。

ローマへ行かれる方は、必見の映画としてお勧めの作品です。これを見ていかれれば気分はオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックです。

次によく知られている名作に、サウンドオブ・ミュージックもあげられます。オーストリアのザルツブルグが舞台となり美しい町並と自然をバックにながれるジュリー・アンドリュースの歌の数々が印象的な作品です。今でも映画のロケに使われた場所をまわるツアーがあるほどです。

数年前の映画になりますが、ジョージ・クルーニーのオーシャンズ11が忘れられません。ラスベガスの豪華ホテル ベラッジオが舞台となっています。実際にベラッジオホテルに泊まり、ラストシーンを飾る噴水ショーを見たときは映画の場面が目の前に浮かんできて感激しました。

お気に入りの映画の舞台となった場所を訪ねてみる、あるいは帰ってきてから行った街がでてくる作品を見てみるのも、旅の思い出がよりいっそう深いものとなるのではないでしょうか?


 

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ウィーンでの"エリザベート"探検

2006年12月27日(水)

text by 石山 剛

皆さまこんにちは、ジャルパックツアーコンダクターの石山剛です。
身長170cm、体重50kg、ウェスト50cmと言えば、王妃エリザベート。今年はモーツァルト年間でウィーンの街はモーツァルト一色。その中でもモーツァルトと並び人気のあるのはエリザベート。ウィーンに滞在するならば、ちょっとエリザベートの足跡を訪ねることをお勧めします。
 エリザベートは亡くなってからウィーンの市民に人気が出てきています。それまでは人前に出ることを嫌い、そして旅から旅へと明け暮れていたのでフランツ・ヨーゼフ皇帝陛下のお后として名前を知るばかりだったと言われています。オーストリア=ハンガリー二重帝国成立には皇帝と共に力を尽くし、ハンガリーでは人々から人気を博していました。彼女の死後、ウィーンでは美人であった王妃だったとの噂が呼び、エリザベートの人気が出てきました。
 エリザベートの足跡を訪ねるには、ウィーンの中心部を取り囲む環状道路「リンク」の中に凝縮されています。ツアーの観光で必ず訪れるあの夏の宮殿である“シェーンブルン宮殿”はと申しますと、ハプスブルク家が一番繁栄したマリア・テレジア時代のものが多く展示され、残念ながらエリザベートに関するものは殆どありません。「リンク」の中にある、ハプスブルク家が650年もの間、住まいとした王宮にエリザベートに関するものが残されています。
 2004年に王宮の展示室にシシー(エリザベートの愛称)博物館が併設され、最近のツアーによっては訪れるものも増えてきました。この王宮にはエリザベートの等身大の像、婚約時から晩年にかけての衣装、旅に行くときの列車の模型、スイスのレマン湖で刺された時の凶器などが展示されています。王の寝室や執務室、そしてエリザベートの寝室へと続きます。エリザベートに関する部屋に入ると、彼女の美貌を保つための体操器具、化粧道具等が残されています。代々、ハプスブルク家は一代前の皇帝の部屋はそのまま残す習慣があり、フランツ・ヨーゼフ皇帝はハプスブルク家最後から2番目の皇帝であったために、エリザベートに関するものはそのまま王宮に残されています。
 王宮に行かれる前後に王宮横にあるフォルクス庭園に立ち寄ってみて下さい。この庭園の一番奥(ブルク劇場横)にエリザベートの像があります。シシー博物館の中でも見ることができますが、ゆかりの地でエリザベートの像を見ることができます。彼女の旅で訪れた街など、国に関係なく彼女の像があります。ウィーン(王宮と西駅)、ザルツブルク、メラン(イタリア)、トリエステ(イタリア)、モントレー(スイス)、マデイラ(ポルトガル)、ゲデレー(ハンガリー)、コルフ(ギリシア)などにあります。その一つである是非、フォルクス庭園にあるエリザベートの像をご覧下さい。

 その他にエリザベートが結婚式を挙げたアウグスティーナ教会。王宮とオペラ座の中間にあります。また、アウグスティーナ教会近くに、カプツィーナー教会の地下にエリザベートのお墓があります。
 エリザベートの時代にハプスブルク家の迎賓館となった(1873年から)インペリアル・ホテル。このホテルのカフェには皇帝の肖像画もあり、ハプスブルクの雰囲気が漂います。是非ここではウィンナー・コーヒーとザッハ・トルテならぬインペリアル・トルテをお召し上がり下さい。
 エリザベートの歴史を知るには映画やミュージカルで彼女の人生を描いています。昨年12月までアン・デア・ウィーン上演されていたミュージカル「エリザベート」は、今年は1年中モーツァルトの曲を上演しています。この劇場はモーツァルトが指揮をしたことがある劇場のため、今年はミュージカルの上演がございません。ただ、このウィーンの「エリザベート」が来年3-5月にかけて大阪は梅田芸術劇場、東京は新宿コマ劇場で来日します。また宝塚歌劇団でも来年5-8月にかけて宝塚大劇場(兵庫)と東京宝塚劇場で上演されます。是非、来日版と日本版をご覧下さい。


 

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ウィーンで迎える優雅なお正月はいかがですか?

2006年01月27日(金)

text by 濱田 恵美子

皆さまは今年のお正月をどちらで迎えられましたか?私は、「アイル特別企画 ウィーン・フィル元旦ニューイヤーコンサートと大晦日のオペレッタ『こうもり』で祝う2006年新春7日間」コースに添乗しておりましたので、19名のお客さまとご一緒に、ウィーンで年末年始を迎えました。クリスマスのイルミネーションが残り、町中が一年で一番美しい夜を演出するこの時期、ウィーンの街で迎える新年は本当に格別です。今回は毎年大変人気の高いこのコースの詳細について、ご案内させていただきたいと思います。

ウィーンを始めドイツ語圏の歌劇場では、大晦日恒例の演目が『こうもり』で、普段オペレッタを上演しないウィーン国立歌劇場でも、オールスター・キャストに豪華な舞台で『こうもり』が上演されます。

大晦日に国立歌劇場で『こうもり』を、そして元旦の11時15分から始まるウィーン・フィルの「ニューイヤーコンサート」を聴くというのがウィーン風の優雅な年末年始の過ごし方といえるでしょう。 そんな入手が大変難しいと言われる『こうもり』と「ニューイヤーコンサート」が組み込まれ、かつての迎賓館であった「インペリアル・ホテル」に宿泊するツアーがこの「アイル特別企画」なのです。宿泊は「インペリアル・ホテル」に5連泊となりますので、ゆっくりホテル・ライフもお楽しみいただけます。「インペリアル・ホテル」には、この時期著名な音楽家も数多く滞在しており、今年の指揮者のマリス・ヤンソンス氏も勿論宿泊しておりました。

また、年末年始には世界各地から大勢の音楽ファンがウィーンに集まりますので、ホテルをはじめオペラ座や王宮の舞踏会など華やいだ雰囲気の中、おしゃれをした紳士淑女の姿があちこちで見うけられ、そんな雰囲気の中にドレス・アップして出かけるのは、きっとすばらしい思い出になる事間違いなし!です。今回ご紹介した「アイル特別企画」コースは旅程もゆったりしておりますので、ウィーンが始めての方にも、何回目かの方にも楽しんでいただける内容だと思います。

最近はウィーン・フィル・コンサートとは言うものの、リハーサルに当たる30日のコンサートやそのお披露目の31日のイヴ・コンサートを聴くコースもよく見うけられますが、「アイル特別企画」は、正真正銘の“ニューイヤーコンサート”をお楽しみいただけます。『こうもり』「ニューイヤーコンサート」そして「インペリアル・ホテル」。この全てが含まれるコースは他になく、ジャルパックならではのコースです。毎年このコースに参加され、新しい年をウィーンでスタートされる愛好家の方もいらっしゃいます。


海外で迎える新年の中でも特別華やかで優雅なウィーンのお正月。皆さまもぜひお出かけになりませんか?価格に見合う、絶対にご満足いただけるツアーです。(2007年のツアー詳細については、8月以降に発表される予定です。)


 

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