旅のエキスパート!ツアーコンダクターの「なるほど!海外旅行ノート」 - ジャルパックの厳選されたツアーコンダクター「スーパーTC」ここではスーパーTC達による、旅に関するよもやま話や添乗日記など、楽しい旅の話題をご提供します。

ヨーロッパのクリスマスはいかがですか?

2005年11月16日(水)

text by 鶴崎 由美子

ヨーロッパのベストシーズンといえば、GW頃から9月中旬くらいの時期と思われている方が多いと思いますが、私はクリスマス・シーズンのヨーロッパも、とても素敵な時期だと思っています。特にクリスマス前の12月が、ヨーロッパらしいヨーロッパを訪れるベストシーズンです。この時期のヨーロッパ各地は、春から夏にかけての時期に比べると有名な美術館・博物館も比較的空いているため、観光もスムーズに行うことが出来ますし、秋から冬にかけてはジビエという狩猟料理で、鹿やイノシシ、野鳥などの煮込み料理をお召し上がり頂くことも可能になります。初めてヨーロッパを訪れる方であれば、春から夏にかけてのシーズンをお薦めいたしますが、2度目以降のヨーロッパとして、冬場、特にクリスマス・シーズンのドイツ・フランス方面は大変お薦めです。


それでは、具体的なクリスマス・シーズンのツアーの楽しさについてお話させていただくことにしましょう。ヨーロッパの中でも特にドイツ語圏の国々では、多くの街々でクリスマスを彩る装飾品やおもちゃなどの市であるクリスマス・マーケットが開催されます。特にニュールンベルグやシュトゥットガルトなどのクリスマス・マーケットは有名ですが、フランス・アルザス地方のクリスマス・マーケットも素敵です!
アルザス地方はフランスでありながら、ドイツの影響を色濃く受けている地域であり、名物料理などもドイツ料理に似たものが多くあります。中でも有名な郷土料理は「シュークルート」です。これは酢漬けのキャベツ(ドイツのザワークラウトです)とソーセージ、ベーコン、ジャガイモなどを煮込んだ料理です。ドイツ語のザワークラウトがアルザス風に訛ってこのように呼ばれるようになったとか。ドイツ料理よりもアルザス地方の郷土料理はお味がマイルドで食べやすく、美味しいものが多いのです。この他の名物料理として、日本の肉じゃがによく似た「ベッカオフ」などもあります。



クリスマス・マーケットにはたくさんの屋台が軒を連ね、そこではクリスマス・マーケットならではの名物料理なども売られています。例えば「焼きソーセージ」や「グリュー・ワイン」がその代表的なものです。「グリュー・ワイン」とは、赤ワインに砂糖・スパイス・フルーツを加えたホットワインのことで、寒い時に飲むとカラダの芯から温まることが出来ます。屋台で販売されているグリュー・ワインは通常マグカップに注がれて出てきますが、グリュー・ワインの値段にはこのマグカップのデポジット代が含まれていて、飲み終わった後にマグカップを返却すればデポジット分が返金されますし、気に入った場合はそのまま持ち帰ることも可能です。その年の年号が記載された街ごとに違うデザインのマグカップを集めてみるのも楽しいですよ!




また、ドイツ黒い森のはずれにある小さな街「ゲンゲンバッハ」では、市庁舎の24個の窓を使った『世界一大きなアドヴェントカレンダー』を観ることができます。アドヴェント(Advent)とは、キリスト教の降臨節のことでクリスマスの4週間前を意味します。アドヴェントカレンダーとは、クリスマス(キリスト降臨の日)を待ちながら12/1から24日までの間、24個ある窓を一つ一つ開けていくカレンダーです。このゲンゲンバッハでは、24個の窓がある市庁舎全体を大きなアドヴェントカレンダーに「見立てて」、12/1から24日まで毎日1つずつその日の窓を開けていくセレモニーが行われています。


このように、クリスマス前のヨーロッパ各地は見どころ満載・お食事も大満足の季節なのです。雪景色に映えるクリスマス・イルミネーションを楽しみにお出かけされてみてはいかがでしょうか?


 

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