旅のエキスパート!ツアーコンダクターの「なるほど!海外旅行ノート」 - ジャルパックの厳選されたツアーコンダクター「スーパーTC」ここではスーパーTC達による、旅に関するよもやま話や添乗日記など、楽しい旅の話題をご提供します。

素敵な新婚さんのお話(前編)

2005年12月12日(月)

text by 山中 浅子

今から6~7年前にニュージーランド周遊コースに添乗した時のお話です。

当時ニュージーランドはハネムーンの旅行先として人気が高く、そのときのグループもほとんどがハネムーナーカップルで占められていました。ニュージーランドの周遊コースは長いバスの旅になる為、私はこの時参加されていたお客様方に、旅行中バスでの移動時間を利用して「新婚さんいらっしゃい」のように、各々の自己紹介をして頂いたのです。


そのグループの中にとてもかわいらしい奥様とルックスも素敵でスポーツマンタイプの旦那様のカップルがいらっしゃったのですが、この奥様、自分たちの自己紹介の際に突然、次のようにおっしゃったのです。「私は今まで彼のことをスーパーマンだと思っていましたが、今回の旅行で幻滅しました!」と。驚いた私は青ざめた旦那様を横目に、慌てて奥様にその理由をお伺いしました。


・・・なんと奥様が旦那様に幻滅した理由とは旦那様が「高所恐怖症」だったこと!!このツアーでは前日にマウント・クックでの「セスナ機での遊覧飛行」のオプショナルツアーーにご参加が可能だったのですが、こちらの旦那様は「高所恐怖症」を理由にコンダクターの私と一緒に地上でお留守番をされていました・・・。とっても活動的な奥様は、どうやらこのことが原因でスーパーマンだったはずの旦那様に幻滅されてしまったようなのです。


そうこうしているうちに、奥様の発言により微妙な空気が流れたバスは、クイーンズタウンに近づいてきました。街の手前に『元祖バンジ‐ジャンプ』の渓谷があります。予定外でしたが、時間の余裕もあり、見学に立寄りました。(バンジージャンプは危険を伴うスポーツの為、ツアーではお薦めしていませんが。)

ところが・・・「自分の意志で参加したいです。」何と先程”旦那様に幻滅した”発言をされた元気な奥様が声を上げられたのです。この奥様は本当に明るく活動的な方で、どうしてもバンジージャンプをやってみたいとおっしゃいます。すると、横から「高所恐怖症の」旦那様が、意を決した顔で何と・・・「僕も参加します。」とおっしゃったのです!


セスナ機に乗れなかった程の高所恐怖症の方がバンジージャンプなんて・・・。私は旦那様に対して考え直された方がいいと説得を試みましたが、旦那様の決意はとても固く、結局ご夫婦そろってバンジージャンプに挑戦されることになりました。


(さて、この新婚カップルの行方はいかに!?続きをお楽しみに・・・)


 

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